アートセラピーってなに?


簡単に言えば、カウンセリングで診断、療法の一つとして、アートを使うことです。絵画療法は昔から精神科医の間で使われてきました。子どもは絵を描く事が好きですよね。上手く言葉で表すことができない時にも、視覚の刺激によって整理ができ、心が落ち着く事があるからでしょう。人間の気持ちやその記憶は話す時に使う脳の部分とは違うところに記憶されます。話すことでは活性化されず、むしろ手足を動かすことによって呼び覚まされます。自分では気がつかなかったことを自分の選んだイラストや描いた絵から発見し、勇気つけられることの多さに心動かされます。

 

学校の図画工作とは違って、”上手“に描く事が目的でも点数が付く訳でもありません。「これを描いたのならこの病気」、という診断もしませんので安心して下さい。私はアートセラピストですが、クライアントの希望/状況によっては、アートセラピーを使わず、プレイセラピー、箱庭療法や、会話だけのセッションをすることもあります。